三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

「男と女の戦争」

千葉展正「男と女の戦争 反フェミニズム入門」展転社 を読了。ウェブ並みの軽い文章ながら、ラディカル・フェミニズムの問題点を分かりやすく的確に衝いている。産経新聞その他の報道もあって、ようやっと衆目の一致するところとなりつつある「ジェンダーフリー」運動の害毒に加え、DV(ドメスティックバイオレンス)法の背後にもフェミが策動しているという指摘は貴重。
ワイフビーターの卑劣さについては、大多数の男が「男の恥」と憤りを感じている。その素朴かつ真摯な感情まで、政治的に利用しようとするフェミの卑劣さには心が寒くなる。
千葉が言うにはフェミ問題の先進国であるアメリカでは、現在「フェミニスト」というのは「エゴイスト」同様の侮蔑表現となっているそうだ。「フェミナチ」という言葉まであるとか。日本の反フェミが言う「フェミファシズム」と等価か。共産主義同様、ファシズムにもラディカルな「女性解放」「男女平等」思想が含まれていたのだが、フェミは知っているのだろうか?
反フェミを非難する「バックラッシュ」という用語も覚えておきたい。直訳すれば「反動」。三鷹の辞書では「伝統や文化を暴力的に破壊する革命に対する反対運動」という意味で、美称である。三鷹は今まで対サヨの論争では「保守反動」を自称してきたが、対フェミとして「コンサバ&バックラッシュ」という看板も追加しておこう。
ISBN:4886562469
と、アマゾンじゃ扱ってないじゃん。版元のURLを貼っておく。
http://tendensha.co.jp/