三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

「小さな経済圏」が信用できない

 どうにも「この手」は眉唾に思えてしょうがない。主催者も含めて「この手」に興味があって、一口噛もうって奴は、本質的に「せこく手堅く小金を運用したい貧乏人」でしょう。その上で「世のため人のため」だなんて欲張り過ぎ(笑) ビル・ゲイツやベソスみたいに、とことんえげつなく金を稼ぎまくる奴がいて、そいつがガーンとでかく寄付して、国や共同体に還元するってほうが「腹落ち」する。

 パンピーはひたすら安くてお得で便利を求めて、マイクロソフトamazonに貢ぐ。結果、ゲイツやベソスが超富豪となる。その二人が、超多額の寄付をする。第一の理由は「節税」。それに加えて、自分が支那人じゃなくアメリカ人であるという、お墨付きが欲しくて。結果、世の中がちょっとはマシになる。どこにも無理はない。

 対照的に、パンピーに利益や利便性じゃなく、倫理的行動を求める。それを集約して倫理的なファイナンスをする。…無理ありまくり。看板はかろうじて「資本主義」だが、やってることは共産主義と変わらない。

 欲望のチェーンは信じられるが、善意のチェーンは信じられない。さらに欲望のチェーンは強力で、ちっとやそっとじゃ切れることがないが、善意のチェーンは簡単に切れる。誰かが「信じられない」とつぶやいた瞬間に、もろくもあっさりと。それを無理くりに繋ごうとすると、人間性を抑圧せざるを得ない。「善意を信じないやつには、思想教育が必要だ」となる。何の話をしてるか分かるよね?

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