三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

ヘンリーを賛美する

 エゲレスのヘンリー王子がカッコいい。「高位王族」を辞めて、北米(合衆国?カナダ?)で暮らすんだそうだ。昔、仮装パーティーで「ナチスのコスプレ」したと叩かれたり、「馬鹿次男」の代表選手だと思っていたが、好感度急上昇である。

 その「ナチコスプレ」にしても、夏らしくドイツアフリカ軍団の軍服を着て、ついでに鉤十字の腕章しただけだった。黒尽くめにドクロの記章のナチス親衛隊スタイルだったらともかく、これじゃ単なるミリオタレベルである。ロンメルが好きだったんじゃないか? 自分的には、ヒトラーに詰め腹切らされて自決したロンメルを「ナチ」とは呼びたくない。

 また、エゲレス王室が18世紀以来「ドイツ系」であるのは周知の事実で、歴代の王様はドイツ貴族から嫁を貰ってきた。その結果、現在のロイヤルファミリーも、容貌も身長もドイツ人と区別がつかない。出身地から「ハノーヴァー朝」と言っていたのを、一次大戦でドイツが敵国だったので「ウィンザー朝」と改名したのもこれまた周知の事実。そこらへんのインチキを風刺するために、ヘンリーは、あえてドイツ軍のコスプレをしたのかも知れん。

 アメリカ黒人で女優の嫁さんがメチャ美人なのもカッコいいし、生まれた息子に「アーチー」なんてキラキラネームをつけたのもクールだ。ちなみに「アーチー」というのは、同名の人気アメコミの主人公で、日本で言えば「琉夫偉(ルフィ)」(ワンピース)とか「愛蓮(エレン)」(進撃の巨人)とか名付けるようなもんである。