「フラメンコ」ぢゃなく「内戦」とも違ふスペインを知る二〇一五に
1970年代から90年代に刊行された「スペイン旅行記」をまとめ読みしたのですが、一つは「フラメンコ修業」。もう一つは「スペイン内戦の歴史を共和国=反フランコへの連帯で綴る」てなもの。
それが当時のトレンドだったのでしょうが、当のスペイン人からすれば相当な違和感があったんじゃないか、と想像します。「逆」を例えてみれば、スペインから日本に来たトゥリスタが、「在日外国人の芸能修業」目的だったり、「戦前戦中の左翼運動への連帯で日本現代史を綴る」目的だったりした時の、日本人サイドの違和感ですか。当の「左翼」さんたちの衣鉢を継いでる方たちは大喜びかもしれませんが(笑)