63 名無しさん@13周年 sage 2012/07/24(火) 11:43:17.96 id:bWBFYv1/0
社員「社長!koboの評判がやばいっす!早く対応しないと・・・」
三木谷「In English.」
社員「えっ」
三木谷「In English, please.」
社員「Ah... It's ok. There's no problem.」
三木谷「Ok! Good English.」
で、手をこまねいているうちに事態はどんどん深刻化していった…と。「ンなアホな」と笑っていたのだが、以下の本を読んだら笑えなくなってしまった。
三木谷浩史「たかが英語!」
- 作者: 三木谷浩史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/06/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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2年前から始めて、この7月から正式切り替えだったとか。
ならば、このアネクドートは問題の本質を突いている。「英語化」こそが今回の騒ぎの原因だ。
コミュニケーション能力は人それぞれだが、母語以外の言語で母語以上のレベルのコミュニケーションが可能な人間は稀有だろう。一般的日本人の場合、コミュ力は必然的に「日本語>英語」となる。TOEIC800点であっても、英語でのコミュ力は日本語の半分程度じゃないかと推察する。社員全員のコミュニケーション能力が半分に下がった企業で何が起きるだろう?
また、乏しいコミュ力で組織内で生きていくためには、以下のような戦略が有効だ。上からの要求にはすべて「イエス」で答え、下からの反発はすべて「ノー」と退ける。トラブルあっても見て見ぬふり。「アイドントノー」「イッツノットマイビジネス」。なんだ、欧米で底辺労働に従事させられている不法移民みたいなもんじゃん。
そんな企業が初めて手がける「電子書籍」事業。何かが起こらぬわけが無かった、と。