三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

自転車で伊豆大島一周

5月2日夜10時竹芝桟橋出航の連絡船で、翌3日早朝6時に大島・岡田港着。嫁さんこどもの自転車は完車状態で預け荷物。自分のゾーン・ストリートは輪行袋に収納して船室に持ち込む。
3日の天候はあいにく雨。時計回りに島を半周する。上りが延々と続くけっこうな山道だったが、こどもらもがんばって走破。宿泊地の波浮港到着。走行距離28.48km。
4日は晴れ。元町港まで走る。多少のアップダウンはあったが、前日のルートに比べれば楽勝。その後、嫁さんこどもはリス村へ。自分は三原山登山(笑)
島の天気は変わりやすく、たちまち暗雲垂れこめてくる。7〜10度くらいの坂道を10km登る。フロント28H×リア28〜32Hでケイデンス80台。これが親父48歳の精一杯で、時速にして7〜10km。霧で視界数メートル。足元の路肩ラインと右手のセンターラインがかろうじて見える程度で、道路の反対側の標識は読めないくらいの濃霧。さらに雨も加わる。半メクラの濡れネズミ状態。リアの赤色フラッシャーを点滅させ、後方からの車に自分の存在をアピール。もっとも交通量がほとんど無い上、みんな安全運転なので、怖さはほとんど感じない。
1時間ほどかけて御神火茶屋までの登ったのだが、ラスト数キロは比較的平坦だった。茶屋付近には人影ほとんど無し。こんな天気に山登る馬鹿はいないってか。茶屋の客は自分一人。味噌コンニャクと自販機コーヒーを喫す。秋の浜茶屋のようなオフシーズン感を満喫する。
下りは30分。ここでトラブル。雨中の下り走行でリアのブレーキパッドが恐ろしい勢いで擦り減っていき、ついには金属部が露出して使えなくなる。ホイールに傷つけちまった(涙) 旅行出立前にパッドをキチンと点検しておかなかったツケが回ってきたちうわけさね。
ホテルに戻って、替えパッド探索で嫁さんに苦労をかける。連休で自転車屋お休み。ホームセンターの類も無く、レンタサイクル店でママチャリ用パーツを分けてもらったのであった。パッドの厚みが全然違うのを、金具を入れ替えて何とか取り付ける。走行距離43.71km。
5日は曇り。サンセットパームラインを走って、大島一周道路経由で岡田まで。めでたく大島一周完成。元町港に戻る。午後2時半出航の連絡船には、自分も完車預け。コンテナに詰めて船に乗せるのだが、荷扱いが丁寧だから、輪行袋に入れるよりもトラブルの可能性が少ないか、と判断した。走行距離19.93km。
自宅⇔竹芝は自走。「東京」の地面がいかに平坦で走りやすいか痛感する。

元町港埠頭に仲良く並んだゾーンたんと嫁さんのエスケープR1ママチャリ仕様。ゾーンたんのお腹には不要となった輪行袋がボテっと下がってる。R1の前カゴにはいろいろ放り込まれて生活感満点(笑)
今回の旅行に際しては「サイクルスポーツ」4月号5月号の「つーりんぐムサシ」が参考になった。早朝の岡田港には開いてる店など無く、朝食持参で乗船しないと食いっぱぐれ状態で最初の激坂を登らされることになる、という情報一つだけでも非常にありがたかった。多謝。