三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

「父島人肉事件」

文藝春秋7月号で一番読み応えがあった記事。栗林中将が硫黄島で「玉砕」してた時、隣りの島じゃ米軍パイロットの捕虜を斬首して、人肉宴会を開催していた、と。敗戦後の軍事裁判で陸海軍の将官含めて5人が絞首刑に処せられているが、判決から処刑までの数日間、復讐心に燃えた米兵たちによる凄惨なリンチが行われたそうだ。具体的に何をしたか、あまり想像したくない。
こういうエピソードこそ「平和教育」に採用すべきではないか。米兵による日本兵捕虜虐殺や、死体を使った「お土産」作り(大腿骨を加工したペーパーナイフや、頭蓋骨製の置物など)を記録した「リンドバーグ日記」等と併せて、日米共通のテキストとして、中学高校の歴史の時間に教えればよろしかろう。「慰安婦」よりも数段教育的で、人間存在に対する本質的考察につながる。