一昨年、税務署の「甘言」に乗せられて「電子申告」を導入しようとした顛末については↓に書いた。
http://www.ss.iij4u.or.jp/~mitaka/shokudo/shokudo20041125a.htm
さんざん手間をかけさせられた挙げ句、挫折したのだが、一番の理由は、確定申告そのものをインターネットでやるとしても、源泉徴収票や株の取引記録といった「添付書類」は、郵送するなり、税務署に持っていくなりしなければならない、ということ。あほらしい。だったら、申告書も一緒に郵送すりゃ済むだろうに。
具体的にどうやっているか、というと、1月に税務署から申告用紙一式が郵送されてくる。その書類自体は使わないで、国税庁のサイト↓にアクセスする。
http://www.nta.go.jp
「確定申告書等作成コーナー」というのがある。画面の表示に従って、住所氏名やら年収やらの数字（源泉徴収票に記してある）を順に入力していくと、最終的に申告書がpdfファイルで作成される。それをプリンターに出力してハンコを押す。税務署から送られてきた書類の中に封筒のキットがあるから、封筒を作成して「添付書類」と一緒に入れ、郵送する。自分の住所氏名があらかじめ打刻された振込票も入っているので、申告納税額を郵便局で振り込む。これで完了。
「費用」はパソやプリンターのランニングコスト以外、切手代140円のみ。「手間」は郵便局往復だけ。
ちなみに「作成コーナー」では「税務署から書類が送られていますか？」と質問してきて、正直に「はい」と答えると「コスト削減のため、来年から送らない」とミミっちいことを言ってくるので、ここは堂々と「いいえ」とする。封筒と振込票を自分で用意する手間が省けるからさ。そんくらいの「コスト」は税務署に負担してもらいたい。
