三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

石原慎太郎vsフランス語関係者

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E6%85%8E%E5%A4%AA%E9%83%8E
慎太郎発言の前後を聞くに「(俺が一橋大学で必修だった)フランス語は(俺にとっては)数が数えられない言語だから(俺にとってかような小難しい言語は)国際語としては失格」ということらしい。俺様主義の本領発揮である。
フランス語関係者にとって、腹立たしい発言であるのは十分想像がつくが、これをネタに「石原下ろし」を画策するのは逆効果だと思う。有権者の大多数にとってフランス語に関する知識教養は、石原以下だろう。で、「国際語の資格十分」と国民多数が思っていたら、フランス語学習人口が、今程度であるわけがない。「これって国際語?」との疑問符がついていたところに、石原発言の詳細が伝わったら、「(わしらにとってもこんな小難しい言語は)国際語失格」ということになるのではないか。
この紛争?をキッカケに「フランス語に、さらに普遍性をもたらすために、記数法を十進法に統一しよう」てな運動が起きるなら、評価に値する。まあ、有り得んだろう。フランス人の国民性を考えるに。
で、日本のフランス語関係者は、石原発言は非難するが、部分的二十進法にこだわるフランス語それ自体を批判しようとは、耳糞ほども思っていらっしゃらないご様子。
腹立たしい気持ちは十分分かるが、賛同はしかねる。その理由はすでに書いたつもりだ。