三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

「キング・アーサー」

アーサー王伝説と言えば、剣と魔法とロマンスだが、この映画は「剣」オンリーで魔法は無し。ロマンスの代わりに義理と人情。そっか、これは任侠映画だったんだ。
ブリテン島はケルト組のシマだったが、強大なローマ組に侵略され、本来ケルト組ながらローマ組の二次団体となったアーサー一家が仕切っていた。それが気に食わないのがケルト組本家を自認するマーリン一家。両者は抗争を繰り返していた。
ところがローマ組の本家が新興のゲルマン組にガタガタにされて、ローマ組はブリテンから手を引くことになった。そのスキを狙ってゲルマン組サクソン一家がブリテンを侵略しようとする。
マーリン一家のマーリン親分とグウィネヴィア姐さんは、アーサー親分に直談判し「古い遺恨は水に流して、ケルト組同士協働し、サクソン一家と戦おう」と誘う。「シマをとことん守ろうとはしない、不人情なローマ組とは縁を切れ」と。
だが、義理堅いアーサー親分はローマ組を裏切れない。アーサー一家は多大な犠牲を払ってローマ組との義理を果たす。代貸のラーンスロット以下、アーサー一家の面々は、撤退するローマ組にワラジを脱ぐことになる。アーサー親分一人が残る。グウィネヴィア姐さんに惚れ、ブリテンの民への人情にかられたがゆえに、アーサー親分はマーリン一家とともにサクソン一家と戦おうとする。
そんなアーサー親分を、人情深いラーンスロットたちは見捨てることが出来ず、ローマ組に盃を返して、アーサー親分とともに死地へと向かっていく。
うーむ、実に分かりやすい(w

キング・アーサー ディレクターズ・カット版 [DVD]

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