グローバリゼーションの中核は「インターネットと英語」であり、両者のリテラシーの低い国は必然的に没落していく、という声高な主張があるようだ。ネットはともかく英語についてはちとマユツバである。グーグル使ってての印象だが数年前と比べても「英語以外のページ」が加速度的に増加しているように思う。現に「三鷹食堂」もそうだしさ(w
ソ連崩壊以後「アメリカ」が唯一の超大国となって久しい。それが最良とは思わんが「熱核戦争10分前」だった冷戦時代より数段マシだし、旧ソ連や中国が「唯一の超大国」となった仮想未来よりか数十段マシだ。
アメリカ以外の諸国民にとって幸いなのは、圧倒的優位な軍事以外、アメリカは様々な弱点を抱えていることだ。特に文化面において。ハリウッド映画は圧倒的優位を維持している。アメリカ発信の音楽も強力だ。でも、ファッションはダメ。食文化に至ってはダメダメだ。おかげで、アメリカ以外の諸国民の大多数は「アメリカ人にはなりたくない」と思っている（と三鷹は思う）。
これはしかし、アメリカの最大のルーツたるイギリスに通じる弱点だ。もしも数世紀前のアメリカ植民時代にフランスがイギリスにとってかわっていたとしたら、現在アメリカの衣も食も世界最先端だったかもしれない。「アメリカ人になってもいいぞ」と思う連中が10億人ぐらい増えてる（と三鷹は思う）としたら、アメリカ人は自らの衣食文化の貧弱さを喜ぶべきだろう。
と三鷹は思う(w
