三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

ファルージャ追記

誤解を避けるために書いておくが、三鷹は「正義の米軍が罪なき市民を殺すはずがない」と主張しているのではない。米軍の民間人虐殺は、東京大空襲からソンミ事件まで、枚挙にいとまがない。

日垣の記述でひっかかったのは「火炎放射器で焼き殺した」と具体的なところ。兵器には詳しくないのだが、火炎放射器の射程距離ってせいぜい数10メートルだろ。顔も見えれば声も聞こえる距離だ。そんな近距離で「市民」、それも大多数が「女性と子ども」を焼き殺したとすれば、当該米兵が「女性や子ども」と視認した上で攻撃したことは確実だろう。
また、指揮官から「女性や子ども」を攻撃しろという命令があらかじめ下されていたはずだ。なぜなら軍隊というのはそうやって動くシステムだから。で、そのような命令が存在したとはちょっと考えにくい。
これが砲爆撃だというのなら分かる。軍事目標と判断して撃ったのが、実は小学校だったとか、目標を外れて託児所を誤爆してしまったとか。で、何百人かの「女性と子ども」が犠牲になった、というのなら、酷い話だと思うが、十分あり得ると思う。
で、日垣の記述が事実だとしたら、米軍は「女性や子ども」を攻撃しろとの命令を受けて実行したことになり、アブグレイブ以上のスキャンダルだろう、と。にもかかわらず、そのようなマスコミ報道はなされていない。よって、日垣の記述はマユツバくさい、というのが三鷹の判断。