三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

「ガリア戦記」読了

おもしろかった。カエサル偉い。カエサル「漢」。クレオパトラキンタマ握られたスケベ親父と思っていたが、悪かったよカエサル
戦争を後から論評するのは容易い。絶対安全地帯の「神の視点」から、あそこでああすべきだった、あれが勝因(敗因)だった、と分析する。カエサルは違う。彼は「現場」にいた。兵士達が戦い、流血するのが肉眼で見える場所にいた。なおかつ適切な判断を下した。
中高生時代に読んどくべきだった。歴史観変わっただろうな。アメリカの威信が泥にまみれたベトナム戦争直後だった。当時の社会科教師はコミーだらけで、土人マンセー史観だったから、ローマは悪の帝国だった。
一つ発見。ローマ軍とケルト人が会戦した古戦場の一つは現在のフランスの首都・パリなのだが、当時はLuteciaと呼ばれてた。ルティシア…「冒険者たち」でジョアンナ・シムカスが演じたヒロインがそんな名前だったよね。「大和は国のまほろば」の「まほろちゃん」みたいなネーミングだったんだろうか?