三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

「20世紀少年」

コミックスをイッキ読み。9巻までの感想より。
………そっか、分かった。同じようにまんがや特撮に夢中になったこどもが、成長してクリエイターになったとして、二種類に分かれるのだ。1つは、こどもの頃の感動や恐怖を保持し続け、自分の手で再現しようとするクリエイター。スティーブン・キング庵野秀明がそう。もう1つは、キッチュに恐怖し魅了されたかつての自分の無邪気さを懐かしみ愛するクリエイター。ブラッドベリ大林宣彦がそう。「三丁目の夕日」もそうだな。浦沢直樹も後者なのだ。で、自分は前者により共感するから、リアリティーの不在が気になってしまうのだ。