2004-03-25 「民俗学の熱き日々」 鶴見太郎「民俗学の熱き日々 柳田国男とその後継者たち」中公新書 を読了。んー、新書に要求される一般性を欠き、専門分野に入り込み過ぎてる。特に昨今の新書ブームを考え合わせれば、まったく正反対の出版物。必要な出版だったのだろうとは思うし、それなりの使命感で出した本だと思うが、専門研究者以外には分からんよ。軽装版で出しちゃいけない本とも言える。商売的に失敗してるのは確実であろう。ちうか、かつての岩波新書はこんなんばっかだったんだよなー。その時代を懐かしむ向きが無理無理に出した本、なのだろうか。