2004-03-02 映画に毛が3本! 黒田硫黄「映画に毛が3本!」講談社 をようやっと読了。秀逸。レンタルビデオでいいから、映画を観たくなる。ちうか、このくらい刺激的なスパイスが無いと、劇場用映画一本を観ようという気力がなかなか沸いてこない。年取って「観る力」が衰弱しているんだな。 黒田の偉いところは、イマイチな映画のイマイチなところをキッチリ指摘すること。「千と千尋」など、義理ある相手の作品に対して、こういう仕事をキッチリできるクリエイターは、実はさほど多くない。単なる天才ではない。それ以上と尊敬している。