今日の毎日新聞にトヨタの新オーリスについての囲み記事があった。数か月前なら目に留めることすらなかったのに、「６速マニュアル」なる文言に引っ掛かり、しっかり読んでしまう。書店店頭ではクルマ雑誌の大多数をチェックし、数点を買い求める。
どうやらチビクロオッティとの出逢いにより、五十代にしてクルマ趣味に目覚めてしまったらしい。こんなことになろうとは夢にも思わなかった。恐ろしいことである、いや、ホント。
何が怖いって、金がかかること。さらに怖いのは、若い頃とは違い、その気になれば金を出せてしまうこと。
例えば、だ。定年退職して、退職金で新しいクルマを買って嫁さんと二人、日本一周しよう、てなありがちなケース。260万円のマツダロードスターなら「微笑ましい」だろう。でも、860万円550馬力の日産ＧＴＲだったらどうよ？ 人生最終ステージにおいて道を踏み外す可能性が最大化する。いろんな意味で。
