三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

本を読むということ

ちょと違うか。もとい。週1冊以上、本を読み続けること。年50冊以上。実践している人は何人ぐらいいるのだろう? 「実践」というのも違う。やめろと言われてもやめられない。活字に中毒しているから。
こういう人間にとっては、金ちゃんやソニーリーダーのようなデバイスは「こういうものが欲しかった」という、まさにそれであると確信を持って言える。三鷹自身がそうだったから。
逆に言えば、それ以外の人々にこのようなデバイスの魅力を伝えるのは難しいのかも。「すでに読んでしまった本、これから読もうとしている本を、合わせて千冊以上持ち歩けるんですよ。その上、新たに読みたいと思った本もその場で買って今すぐ読み始めることができるんです」など、熱く語れば語られただけドン引きされるかもしれない。
でなければ、アドバイスされるかもしれない。例えばこんな風に。「それってネットに繋げるんだろ。モノクロじゃ時代遅れもはなはだしい。最低でもカラー表示が出来るようにして、動画も再生出来れば、売れるかもしれない。自分は買うかって? いやまあ、もうiPad持ってるから、同じものを二つは要らないねえ」
断言しよう。こいつは本を読む人間じゃない。もとい。三鷹の言うところの。年に10冊も読まんのだろう。彼らには、このようなデバイスは無用の長物。
で、「彼ら」のニーズに合わせようとした瞬間、デバイスは魅力を喪失する。
想像してみてほしい。今あなたが読んでいる「紙の本」に「カラー表示」や「動画」が可能になったとして、それって読むために必要なプラスアルファか? はたまた福音か?