三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

放射能雑感

問題になっているのは「放射性物質」であり、そこから発せられる「放射線」であるというのは分かっているが、三鷹世代には「放射能」という用語に実感がある。
原発はいまだに予断を許さぬ状況なれど、言挙げされているあれこれにアホくささを感じてしまう。例えば大気中の放射能について、「屋外で丸1年間過ごして受ける放射線量の、乳児の場合」てな「基準」を提示されても、「乳児を屋外に放置していいんかい?」とツッコミたくなる。
金町浄水場で「乳児基準」の数倍の放射能が検出された時は「一日1リットル1年間飲み続けた放射線量の、乳児の場合」だったと記憶するが、「たいがいの乳児は1年も経てば幼児に成長するだろ」とツッコんでしまった。
要するに高をくくっているのだが、もしかすると三鷹世代の特徴なのかもしれない。三鷹は1959年生まれで、乳児期以来、米英仏ソ中すなわち国連安保理常任理事国の大気圏内核実験による放射能をたっぷり食らっている。にもかかわらず、前後の世代と比較して疫学的な違い(小児ガンや白血病の発生率が高いとか)は無い。
だからと言って「安全」と主張するわけじゃない。ホントのところは分かんないし、分かんないから怖い、という気持ちも分かる。唯一言えるのは、ことさらに危機を煽るデマに踊らされるのはアホくさいということ。いや、違うか。デマに踊らされるのも含めてすべて、それぞれに自分の判断で行動すればいい。結果はそのまま自分に帰ってくる。自己責任。それでいいじゃない。