三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

オオバコ短歌

やうやつと巡り会へしか無印のオオバコ幹線道路に一株


ここ2週間ばかりの突発的「マイブーム:野草」で、荒川中心に歩き回っていた。
↓ヘラオオバコ(ヨーロッパ原産)はそこかしこに見つかるのに、昔ながらのオオバコ↑がとんと見つからない。単にまだ季節が早いのか、それともヘラに駆逐されちまったんかい、と不安になっていたが、今日ようやっと最初の一株を発見。中山道西巣鴨付近の舗道の隙間にぽつりんと。

↑ヘラオオバコ(写真入れ替えました)。無印オオバコよか茎が細くて高く、穂は黒くて白い花をリング状に咲かせる。葉が細長くて「ヘラ」みたいなので「ヘラオオバコ」なる和名がついた。
同属の外来種と在来種があったとして、たいがいの場合、駆逐されるのは在来種。ちうか優勢だからこそ「外来種」として繁殖できるわけで、ダメなら最初から入ってこれない。結果、そこらへんに生えてるタンポポアブラナ外来種100パー。
最近はカワヂシャがオオカワヂシャ(ユーラシア原産)に押されてヤバいらしい。この場合は、両者の雑種が出来て繁殖し、「遺伝子汚染」とか言われているようだ。
それはしょうがないんじゃね?と思う。交雑して子孫が残せるというのは、生物の種としては同じってことでしょ? 商品作物の品種ならともかく、野草だったらば自然に任せるべきだと思う。で、在来種を残したいと思ったら、植物園に隔離して保存するしかない。でも、その時点で「野草」じゃなくなっているよね。
オオカワヂシャに関しては外来生物法うんたらで「駆逐」方向にあるようだが、出来るんだろうか? その前にカワヂシャを「品種」化しといたほうが良いように思う。