京都駅ビルの三省堂さんで買い、帰路新幹線内で読了。佳作。前作で同志社が出てこなかったのは、なるほど、こんな大仕掛けを準備していたのか。おまけに京都のみならず、帝都でも…っすか? となると「次」は当然「次の次」も「そのまた次」もあるよなー、と期待感がもりもり増大。
帯に「今度は恋だ!!」とあるが、前作も「恋」だったじゃん。大学サークル内の童貞vs処女の恋愛という、とてつもなく痛いテーマを、ホルモーなる魔法調味料をふりかけて、なんとか喉に通るようにしてくれている。
森見登美彦と比較されることが多いのではないかと思うが、このひとには「ジュヴナイルの尻尾」がより強く感じられ、それが味になっている。帰宅後、正編「鴨川ホルモー」をもっぺん読み直す。
- 作者: 万城目学
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/11
- メディア: 単行本
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