三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

オリンピックの野球

準決勝でオーストラリアに敗退。他の競技はいざしらず、野球に関しては日本はオーストラリアより格段に上。なんたって「プロ野球」なんだから。それが「アマ」に負けてしまった。それも松坂が投げて1対0の完封負け。予選でも負けてるから、文字通りの完敗だ。
野球は、他の球技と比較して、勝負において偶然性が占めるウエイトが高い。こんなこともあるだろうと思うが、それにしても脆かった。
原因はいろいろあると思うが「監督の不在」が筆頭だろう。いかに長嶋茂雄がカリスマだったとしても、その神通力はアテネまでは届かなかった。中畑の采配が劣っていたとは思わないが、「監督」と「代行」とでは、リーダーシップの重さが違う。なぜ長嶋のアテネ行きが不可能と分かった時点で、中畑を監督にしなかったんだ? 長嶋がいないにもかかわらず「長嶋ジャパン」を旗印にして「死せる孔明生ける仲達を走らす」てな奇跡を期待していたとしたら、相手をなめすぎていたとしか言いようがない。
野球に限らず、勝負事で相手をなめちゃダメだ。たまたま勝ってもフロックと思って自戒すべし。相手をなめてかかって負けたときのダメージはとてつもなく大きい。