は、ヌーヴェルヴァーグでルイ・マルで「サスペンス映画の名作」だったはずなのに、今観るとコント。いや実際、要所要所に「（笑）」入れたり、テロップかぶせたりすれば（「ロープ忘れてる！ロープ」とか）、そのまんまコントになるだろう。バカップルの行動が今時のDQNもあきれるほど「何も考えてない」感満点で、そこだけ切り出しても十分笑える。
「イヴォンヌ」は1958年、アルジェリア戦争真っ最中のレマン湖沿いのリゾート地が舞台で、「死刑台」のほうはその前年の1957年公開で、舞台はパリ。ま、そういうツナガリの2本立てだった、ちうところで。
