三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

不思議の日本

アメリカが11月8日より、入国者に武漢肺炎ワクチンの接種義務を課すことになった、とのニュース。入国が原則禁止だったヨーロッパに対しては条件緩和となるが、日本にとっては規制強化となる、と。

米11月8日から接種義務化 日本からの入国規制強化 | 共同通信 (nordot.app)

なーにが「規制強化」なんだか。接種証明だけでオーケーならごくごく簡便。

日本は超複雑。先日スペインから帰国した際に、検疫通過のために必要だったのが以下の書類と手続き。
1.ワクチン接種証明(8月に日本でとったもの)
2.帰国の飛行機に乗る72時間以内のPCR陰性証明(厚労省指定の書式に「医師」のサインとハンコが必要。作成に相当な手間とお金がかかった)
3.飛行機内で配布された問診票、誓約書
羽田到着後に検疫所で求められたのが、
4.スマホアプリによるQRコード作成
5.唾液によるPCR検査
6.所在地情報確認のためのスマホアプリインストールと使用法レクチャー

ブースを7,8か所回って以上の手続き。そして5の検査結果を待ち、陰性なら、そこで初めて入国許可。でも公共交通機関の使用は厳禁。帰宅後は2週間の隔離で、自宅から外に出ていないか、毎日スマホに確認が入る、と。

ちなみにスペイン入国の際は、ワクチン接種証明もしくはPCR検査か感染後回復証明が必要で、接種証明が上位互換。それらの情報をネットで保健省に送り、メールで送られてきたQRコードを入国時に提示すれば、それだけでオーケー。

日本で謎なのは、

1.ワクチン接種証明+事前のPCR+その場のPCRと三つ必要なこと。

2.紙書類に記入の上、スマホアプリに同じ情報を入力して作成したQRコードの両方が必要なこと。

3.すべてクリアしても、入国翌日から2週間の隔離が求められること。

これもまた一種の「いじめ」なのだろう、と認識しています。

「この非常時に海外に行くなどという不逞の輩は存分にこらしめてやらねば」とかさ。