三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

日本人は「小学生」

 かつて「日本人は12歳」とディスったのはダグラス・マッカーサーだが、その通りじゃん、と痛感する。「小学生」である。「先生」の言うことが絶対で、その指示は細ければ細かいほどよろしい。疑問があれば「バナナはおやつに入りますか?」と質問する。

 で、今回の「先生」の指示は以下の通り。

1.3人以上でお店に入ってはいけません。

2.1時間半以上、お店にいてはいけません。

3.お店でお酒を出していいのは午前11時から午後7時までです。

 言うまでもなく「バナナはおやつに入りません」

 心底下らない。こんなのは武漢肺炎の感染対策でもなんでもない。単なるおまじないだ。一つ例を挙げようか?

「ワクチンなんか絶対にごめんじゃー」という80代高齢者が2人一組の20組40人、午後5時半に来店し、7時までのきっかり90分飲酒し、ご歓談する。そのうち1人が、店内にいる間中、怪しく咳き込んでいる。

 はい、「先生」の指示通りにやったのに、武漢肺炎クラスターが発生。40人全員が陽性となり、うち30人が発症、うち20人が軽症以上、うち10人が重症で、うち5人が死亡する。これが統計的に推定される「事実」。

 自分だったら? 簡単だ。

1.各お店の状況に合った感染防止対策をとってください。

2.ワクチン接種が済んでいない65歳以上の高齢者の入店を禁じます。

 これで必要にして十分。24時間営業で終日酒を出そうが無問題。そもそも去年の春先に武漢肺炎空騒ぎが始まった時点で、「これ」で事足りたのよ。必要なのは、重症→死亡リスクが突出している高齢者の行動制限。すなわちシルバー・ロックダウン。

 その、たった一つのことができなかったから、ここまでグダグダと長引かせることになった。それが小学生の国、日本。