三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

東京五輪「雨天」決行

 緊急事態宣言下でもやるし、観客も適当に入れてやるんだとさ。「with武漢五輪」堂々の決行である。

 それでいんじゃね、と熱意ゼロで言っておく。

 最初に「党派的」分析をあえて述べておくと、今現在「五輪中止」と明確に主張しているのが日本共産党。立民は共産党と共闘。反対署名を集めてる宇都宮健児は、彼らの尖兵。朝日・読売を主とした左翼マスゴミは応援団。単に「五輪中止」ではなく、菅内閣、自公連立政権への打倒運動であるわけだ。

 政治闘争である以上、敗北は政権交代を許すことにつながる。自公、特に自民党は引くわけにはいかんでしょ。

 保守vs左翼の対立構図が明白になれば、小池百合子都知事もうかつには「五輪中止」に豹変できない。彼女の得意手法は対立関係を演出し、世論が与するサイドに便乗すること。たまたま「五輪」に関しては、現時点で「中止賛成」が多数派。これが都議選の「ワン・イシュー」となれば、百合子が「中止」に豹変する可能は十分にあった。だが、保守vs左翼となれば、左翼そのものが泥舟なのは政党支持率その他で明白。百合子が乗るとはとても思えない。

 次に武漢肺炎対策だが、東京・大阪でのワクチン大規模接種が始まった時点で「勝ち」は見えたと考える。日本国民全員にワクチンが行き渡るのは、相当先になりそうだが、とりあえずは65歳以上の高齢者(全人口の28.4%)でいい。五輪が始まる7月の、月末までに全国の高齢者への接種を完了する予定とのことなので、それで十分。大都市圏ではもっと早いだろう。

 武漢肺炎の最大の特徴は「高齢者には死病たり得るが、若者にはただの風邪」。ワクチンにより高齢者を重症化から守れれば、残るは「ただの風邪」。感染者数が減らなくても、無問題に限りなく近づいていく。

 五輪観客として、ワクチン接種済みの高齢者を優先すれば、選挙対策としても有効性が大いに期待できるところ。

 そゆことで、東京五輪は「雨天」決行。おいら個人としては、どーでもいーよー、ですがね。