三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

地政学的に考える

 それはそれとして、支那の経済的発展と、国際社会での政治力増大、それを基礎とする地政学的膨張は止められない。日本としては、台湾を防衛圏として、同盟的に護持し、支那の膨張圧力を「南」にそらすのが精一杯。前線となるフィリピン、インドネシアその他の国は、支那に買収されるだろうが、防ぐのは不可能。止められるとしたら、南はオーストラリア。この国は「欧米の一部」という妄想に取り憑かれているから、「黄禍」的構図を見れば反射的に支那に抵抗するだろう。白豪主義が復活すればそれはそれでよし。西のインドは反支那とか言うまでもなく、紀元前から支那とは異なる文明の存在する亜大陸支那化は不可能。すなわち、ドンづまってる。

 支那地政学的膨張が有力なのは「同文同種」の朝鮮、そして日本。日本が「同化」に踏みとどまるには、「もう一つの支那」である台湾と連携し、「同文」のドグマを崩すこと。敗戦までの日本がそうだった「繁体字」で共闘し、「簡体字」を拒否すること。それはおそらく効果的な戦略。

 支那モンロー主義的に「内向」してくれたら、有り難いこと。領土は現状維持。外部へは「文化侵略」を専らとする。すなわち中国語の普及活動。マスターすれば、支那のみならず、支那文化圏内で広く役立つアルよ、と。これはしかし、その通りで、英語と並ぶ世界語になるだろう。

 近未来の人類は、その母語に関わらず、英語か中国語をマスターすれば、世界で活躍できる。両方ならカンペキ。フランス語やスペイン語は「地方語」となる。日本語…えーと、方言を習いたいのなら、ご当地へ行くのが1番では。ああ、でも現在の日本じゃ英語が公用語ですよね。日本語を学ぶには、特別の学習機関で学ぶ必要がありますね、とかさ。

 笑い事じゃなく、ごく自然にそうなる。欧米語の代表は英語。アジア語の代表は中国語。それ以外の地域出身の人たちは、どっちか選んでちょ、と。日本人は、実は有利かも。英語は敗戦以来コンプレックスとなるくらいに仕込まれていたし、中国語は漢文から類推できる

 現在の支那人が第一に学ぶ外国語は英語。それで「世界」的には完璧に近くなる。アメリカ人が外国語を学ぶ必然性も熱意もゼロ。ならば、支那人が「世界支配」するのは必然だろう。

 日本人は中国語を学ぶべし。簡体字→日本漢字が分かれば、漢文的文献理解が可能。とりあえずはそこからでいい。筆談上等。英語じゃありえないこと。そこから始めて、何とかモノにしてちょ。自分にゃ正直無理筋だが、若い人らなら何とかできるっしょ。やっといて損は無い、とまでは保証する。