三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

極私的「マシン史」に思うこと

 自分が初めて買った「コンピュータ」がカシオのポケコンPB-100で82年8月のこと。パソコンは83年夏のPC-8001mk2。それから38年間「PC」と共生してきたんだ。人生の3分の2近くを。自分の知的生産の大半はPCあってのものだった。そのほとんどは文章なのだが、PC使わずに書いたのは数%程度なんじゃないかと思う。9割以上はキーボードから叩き出してきた。編集者時代の原稿の大半、リードやアオリにしてもそう。推敲して文字数を揃えるなんざ、ワープロの大得意とするところだったから。

 今現在ノルマとしている「1日4000字」はPC無しじゃ絶対不可能。で、PCによる文章生産を多年に渡って続けてきたからこそ、今の自分の「文章力」がある。それでもって、ラノベなんてもんも書いてみたりしている。PCが無かったら絶対に不可能だった。

 自分自身、書くことによって人格その他の精神が形成されてきたのだから、PC無しじゃ存在し得なかった人間なのだ。その事実はしっかりと自覚しておきたい。「マシン史」を構成するキカイたちは自分を生み育てた「親」であり「師」でもあり、「かつて自分の一部だったモノ」であると言っても過言ではない。このキカイ群の中から、自分は立ち上がったのだ。脳みその半分以上がシリコン化してたとしても不思議はない。

 だから「サイバーリバタニアン」に共感するんだ。コンピュータテクノロジーによる、人類の創造(再創造)を幻視してクラクラする。AIによってインテリジェント・デザインされた未来をこそ熱望する。他ならぬ自分自身が「クリーチャー」だから(笑)

 その左腕にはシャオミのMiバンド。スマホにはアプリ。で、毎朝シャオミ体重計に乗ってスコアと体年齢を確認してる。そのデータは支那へと直送!(笑) いいじゃんそれで。ある朝目覚めたら、脳みそを中共にハックされ「魚釣島支那領アル!」と確信してるかもしれない。それもまた楽し。どうせなら「そんくらいのこと」をやらかしてほしい。

 にしても「今ここ」で進行してる事態は不思議としか言いようがない。去年、華為がアメリカの槍玉に上げられた。中共バックドア仕込んでる、とか。で、GoogleAndroid提供しなくなり、華為はスマホメーカーとしてのシェアを下げた。そのシェアを奪ったのがシャオミやOPPOその他の支那メーカー。彼らも華為同様に中共キンタマ握られてるわけだよね?

 iPhoneが世界を支配すればいいのか? そのキカイを生産している工場は支那にあるんだが。日本のPCの売上上位の日電も富士通支那Lenovoのグループ企業。

 何中華「支那の勝ち」しか見えないんですけど。

 戦時中は「鬼畜米英」と正しく認識してた。東京大空襲や原爆投下はまさに鬼畜の所業だった。敗戦後はその鬼畜が親方になった。親方に与した者が栄え、節を曲げなかったものは没落した。

 現在日本が直面しているのは「デジタル敗戦」。勝者は本命支那、対抗アメリカ。どちらにしても日本の「負け」は確定。じゃあ「次」は、どちらが親方になるか、ですね。両方かもしれない。資産運用においてはアメリカと支那との分散投資が正解。日本株は無視してオケ。日本人として日本に住んで、日本のシステム(年金とか健保とか)に依存してるってだけで、日本リスクを十二分に背負ってるんだからさ。