三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

「対策」を考えてみた

 出生率増やすには「複婚」が手っ取り早いと思うのだが、まあ実現はしないだろう。万一実現したら「絶望した非モテの底辺の若い男性」がISもびっくりのテロやらかすかもしれない。それが怖いからダメ絶対。

 でだ。少子高齢でどんどん貧乏くさくなってく日本に、わざわざ移民したい外国人などおらんだろう。ビジネスをしに来るにしても、各種規制に加えて「日本語」という巨大な非関税障壁がある。日本人と日本人ワナビー以外にとっての「日本語」なぞ、日本以外じゃ何の使い道もない言語。

 せめてその障壁を除こうと、江戸時代の出島みたいな「英語ビジネス特区」を作る。関税ゼロ、その他税金も格安。商談から契約から何から何まで、完全に英語のみでビジネスが行えるようにする。同じく「中国語ビジネス特区」も作る。香港、さらに支那本土からの移民を期待する。…これはちっとは現実化可能性があるか? 無理かねえ。カジノすら実現しないんだから。

 さて、そういうわけで、少子高齢は止められない。経済成長は不可能。日本はどんどん貧乏くさい老人だらけの陰気な国に成り下がっていく。その前提で考えよう。

 東京一極集中がさらに進み、地方は消滅する。いっそのこと地方がノーマンズランドになってしまえば、「自然」が復活する。そこに原発建てるもMD展開するも自由自在だが、ごく少数が住み続けるだろうから無理筋。でも今までのように「東京並み」を要求して多大な金とエネルギーを費消し、自然を破壊し続ける流れは止まる。地方の選挙区はどんどん合併して、東京選出議員だけで、過半数以上を占めるようになれば、地方エゴもそこまで。東京にも余分な金は一切無くなってるし。

 その東京も全体に貧乏くさくなり、年寄りが昼から飲んでる「赤羽」化がそこかしこで進展する。マンションの大多数は建て替え不能でスラムになる。タワマンは巨大な墓標と化す。公的資金が入る「団地」が優良住宅となる。東京らしいビジネス街は都心3区(千代田、中央、港)と、せいぜい新宿のみ。渋谷、池袋、さいたま副都心(笑)等は、往年の歌舞伎町もびっくりの危険地帯と化し、夜な夜なカラーギャングの類が抗争する。楽しそう!(笑)

 全体的なイメージとしては「攻殻」みたいなんかな? 映画版の。でも、草薙素子はいない。むしろ「ブレードランナー」か。地上は下層階級で埋め尽くされ、エスタブリッシュメントは「空飛ぶクルマ」を移動手段とする。

 そんな東京を観てみたい、住んでみたいと思うのだが、自分が生きてるのは、あとせいぜい20年。「そこまで」は行かんかねえ。いや「そこそこ」は期待できるかも。