興味深い事柄がいくつか。ヨーロッパでは教会税払うのが嫌さに十字教徒が減っていて、教会が成り立たなくなり、売られたりしてる。で、最も多いケースが新月教のモスクに転用される例。そして新月教がヨーロッパを席巻しつつある、ということ。
も一つ、韓国の十字教徒の少なからぬ部分がシャーマニズムと習合している「偽の十字教」だということ。
著者が指摘する3つのトレンド。
1.先進国の宗教衰退
3.新月教の拡大
1と2は無問題。問題は3だが、新月教国以外の世界の、新月教徒受け入れと、それと平行しての新月教の穏健化世俗化で「丸く収める」以外に解決は無いように思う。抑圧すれば反抗し、先鋭化するのが理の当然だから。
先日のフランスでの中学歴史教師斬首殺人テロで、フランスの新月教の指導者たちが弔問し、「共和国と信仰とを両立させる」と宣言したのが、その好例。新月教徒の大多数は「穏健」。それを迫害して「過激派」を育成するのは愚の骨頂。