三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

江戸時代(続き)

 書いてるうちにおもしろくなってきた。「続き」である。

 民主主義も選挙も無くなった「藩」で、「藩主」が金正恩みたいな独裁者になって、横暴を極めたらどうなる?という疑問が当然あると思う。

「改易」ですよ。「東京」が処断する。当該「藩」に対して非常事態を宣言して、必要なら自衛隊を送り込み、武力鎮圧する。「藩主」は切腹。「藩士」は身分剥奪で土百姓になる。「藩」は消滅し、領土領民は適当に分割され、隣接する複数の「藩」に吸収合併される。

「改易」のキッカケは土百姓によるレジスタンス。まずは「逃散」。別の「藩」や「東京」に逃げ出してしまう。結果、人口が一定水準を下回ったら「藩」は「お取り潰し」となる。

 もっとダイナミックなのは「百姓一揆」。土百姓の蜂起によって「藩主」の統治能力が否定される。速攻、自衛隊の治安出動。

「藩」が潰れるのは「藩士」身分にとっては破滅的事態なので、それ以前に何とかせにゃ、となる。横暴な「藩主」を「認知症診断」して強制入院→引退させるとか。場合によっちゃ「殿、ご乱心」として、家老集団(「藩士」上層部)の総意で殺しちゃう。どちらも本物の「江戸時代」で行われてきたこと。

 ちなみに「藩」消滅により、他藩に吸収された土百姓は、元々いる土百姓より「下」の身分となります。それもまた日本人の「当たり前」。現在日本の「企業合併」を参考事例とすれば明白なこと。

 かくのごとく、民主主義なんざ無くたって、ちゃんと統治できるんです。日本人ならではの「知恵」でもって。