三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

「感染経路不明」の謎

陰謀論は愚者の結論」が持論の自分なのだが、この件については何らかの「陰謀」がありそうに思う。強く思う(笑) 陰謀というよりも「政治的隠匿」かな。

 武漢肺炎の感染は「人→人」で、感染条件は「3密」の「濃厚接触」。その前提で、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスから、支那からの帰国者から、さまざまな感染ルートが確認され、一つ一つ潰されていった。これが3月頃までのこと。

 志村けんが死んだのが3月末。彼は「夜のお店」のヘビーユーザーだった。同時期に芸能人やプロスポーツ選手の感染が報告されていた。その頃からだよ、「感染経路不明」が急増したのは。

 欧米のように感染爆発が発生し、1件1件の感染ルートを追えなくなった、というのなら分かる。東京の場合、最大で1日200件ほどだ。その多くはルートを追うまでもない「院内感染」。残りはごく少数なのにも関わらず「追えない」というのはおかしいだろ。

 そこまで物を考えないパンピーは「感染経路不明増加→怖い」になって、疑心暗鬼にかられた。マスゴミ報道がそれを煽った。いったいどこで感染したのだろう? 花見の人出だろうか、巣鴨の縁日だろうか、はたまた近所のスーパーの特売に群がる人の群れだろうか、などなど。

 軌を一にして「緊急事態宣言」が発令され、「自粛要請」がなされ、パンピーは「志村けんケース」のことなど忘れてしまった。

 だがしかし、今ここで振り返ってみてほしい。クルーズ船、帰国者、そして「夜のお店」まで合わせても、関係者はせいぜい数千人だろう。そこから感染が拡大した。結果、志村けんは死んだ。

 花見や縁日やスーパーに集結した人間は、その100倍だぞ。何で感染爆発が起こらない? ちなみに、あんだけ叩かれた(自分も叩いた)巣鴨縁日に「感染クラスタ」は発生していない。花見やスーパーのクラスタもだ。

 傍証として挙げられるのは、感染者数、死亡者数の中で、志村けんなど芸能人、プロスポーツ選手、政財界人など、いわゆる「有名人」「セレブ」が目立つこと。ニューヨークじゃ黒人労働者、シンガポールじゃ移民労働者など、下層貧困層に感染者、死者が多数発生しているが、東京は真逆。日々発表されている23区別の感染者数を見ても、港区から山の手が多く、下町は少ない。都下にはほとんどいない。

 少なくとも東京においては「夜のお店」が主要な感染源であり、でも政治的事情で隠匿された、と自分は考える。「宣言」と「自粛」は隠蔽工作…とまでは言わんが、結果として、「夜のお店セクタ」の印象を希薄化したのは確実であろう、と。

 ちなみにこの「夜のお店」ってのは、単に「夜遅くまで開いている飲食店」じゃない。語頭にアクセントが来る「クラブ」。それも「入店して座った瞬間にチャージ2万円」。「風俗」じゃなくて、単にお酒飲んでお話するだけのお店ですよ。すなわちパンピーの大半には縁のない世界であると、注釈しとく。