三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

夏の甲子園中止へ

 最初に言っとくけど、愚かな決定である。高校生の屋外スポーツ大会をやめさせたところで、武漢肺炎の感染拡大とは無関係。武漢ウイルスとは今後末永くお付き合いすることになるわけだし、エビデンス無き「自粛」強要は、今や日本社会にとってはハッキリ害毒である。

 感染防止のためには、外出後の手洗い励行その他の自己防衛をしっかりやるべし。インフルその他の「武漢以外」の感染症対策と同じこと。武漢肺炎感染が「死病」化可能性の高い高齢者+持病セクタは、シルバー・ロックダウンを。もちろん自己責任で。自分自身の命なんだから、当然でしょう。

 その上で言うが、「甲子園は別格」てな主張には、嫌悪感しか感じられない。さらに「野球人」「球児」てな特殊用語も嫌。特殊だと気づかずに、無自覚で使ってる手合いとは思想的断絶を感じる。野球なるワンノブスポーツに特権的な地位があり、高校野球はさらに神聖不可侵なサムシンとされていた時代の尻尾を引きずってる連中と認識している。

 逆に「インターハイが中止なんだから、甲子園中止も当然でしょう」てな主張は、気持ち悪い。何その「みんな中止で、みんないい」的な横並び思想は。「野球部だけ特別扱いだなんて許せない」てな。

 感染防止が目的じゃなく、「悪平等」が目的になってますよね、と指摘しておく。同じ「高校生のスポーツ」でも、柔道やレスリングは「屋内」で「濃密接触」があり、感染可能性が「ある」かもしれない。野球やテニスはじぇんじぇん違うでしょ?

 一つ一つ、ちゃんと大人が考えて、高校生を指導してやれよ、と思う。「うるさいこと言うやつがいるから、中止しときゃ面倒くさくないんじゃね?」だったなら(まあ、そんなところだろうと想像するが)、グレるぞ。