三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

今度は「吉祥寺」かよ

「新宿、渋谷、銀座など都内の主要ターミナル駅周辺や繁華街では前週同様に人通りが激減している。一方で、東京・武蔵野市の人気スポット吉祥寺は、1週間前の週末とかわらないにぎわいをみせていた。」(日刊スポーツ)

 との報道があれば、ネットのそこかしこで「吉祥寺叩き」が発生する。脊髄反射かよ(笑) と、自分も「巣鴨縁日」の件があるから、あまり言えんが。

 地方の人からすると、新宿、渋谷、銀座と、吉祥寺も同じ「東京の盛り場」に見えるのだろうけど、実態は大きく違う。前者は「都内の別エリアや近県から電車やクルマでやってくる人々で賑わう晴れ着の街」であるのに対し、吉祥寺は基本的に「地元民が集まる普段着の街」なんだよ。

 以前、すぐ隣りの「三鷹」に5年ほど住んでたことがあるので、分かるのだが、吉祥寺ってのは、「住みたい街」として人気が高い反面、現に住んでる人たちの満足度はそこまで高くない。一言で言うと、買い物に不便なのだ。吉祥寺本町吉祥寺北町吉祥寺東町吉祥寺南町と、ブランド地名がついた広大な住宅地があるが、商店は駅周辺に集中している。住んでる場所によっては、わざわざバスに乗って吉祥寺駅まで行かないと、日用の買い物にも不自由する。

 同様に品川区の「戸越銀座」や、自分が現在住んでる板橋・赤羽界隈の商店街も、利用するのは、ほぼ「地元民」。けして「不要不急」のショッピングじゃなく、日用の必需品買い出しなので、叩かないでね。