三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

老耄の群れ

 初めて入る高島平団地の喫茶店。これが大失敗だった。 最初一人二人いた爺婆が店主の知人というのは会話で分かったが、同様の爺婆が徐々に増殖し、婆4人の爺一人。店主(こいつももちろん爺だ)も含めて、全員耳が遠いのか、店全体に響き渡るほどの大声でしゃべりまくってる。うるさいったらありゃしねえ。尻尾を巻いて退散する。もう二度とは来るまい(笑)
「店」じゃなくて「爺婆サークル部室」だろ。入口にそう書いとけ。で、店主と婆の会話の中で「〇〇さんはもう来ないって」なんて話をしてたのは、サークルからハブった爺だか婆についての噂話だったのだろう、と合点がいった。「珈琲代まけてくれと言われて困った」てなところから、団地内の経済格差も伺える。1杯500円の珈琲代すなわち「会費」が払えない手合いをハブったのだろう。で、格差社会の下の上が「仲間・絆・ワンピース」をやってるわけだ。

 年寄りは一人でも汚らしいものだが、それが群れると汚さが十倍になる。一人なら、まだ、汚い身をそれなりに慎んでいるが、群れると慎みを忘れ、汚さがダダ漏れになる。周囲を気にせず大声で喋りまくり、「年寄りが汚いののどこが悪い?」と開き直る。本当に汚らしい。もちろん、自戒として書いている。「群れちゃダメだ、群れちゃダメだ」と自分に言い聞かせてる。いやホント、群れちゃダメ。若いのもそうだが、年寄りは特に、ダメ絶対。