三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

日韓友好を寿ぐ

「友好?」といぶかる向きもおありでしょうが、文字通りです。日本と韓国の付き合い方は、こんくらいがちょうどいい、というのが自分の考えるところ。

 韓国に親日反日が共存することについて、韓国人の二面性だとか、親日は仮面で本音は反日、とか日本人は考えがちだが、それは誤解。つか、日本人だったらそうだろうけど、韓国人は違う。ざっくり図式化すると、インテリ(マスコミやアカデミズム)は反日で、パンピー親日。でも、インテリも個人的には親日だし、逆にパンピーでも「公式」には反日だったりする。

 インテリが反日なのは当然で、これはもう千年以上前からの伝統。華夷秩序儒教によれば、韓国は「小中華」で日本は「倭賊」。ゆえに、韓国が優秀で正しく、日本が劣悪で間違っているというのは絶対の真理。逆はありえない。その日本に韓国が併合されたという歴史的事実は、あってはならないこと。日本という巨大な悪が、力づくで無理矢理に韓国という正義を押しつぶした、と解釈するしかない。

 で、パンピーはインテリの言うことに逆らえない。これも儒教的な伝統。日本じゃ「私は東大を出ている。だから私の言うことは正しい」なんて言う馬鹿はほとんどいないが、韓国では「ソウル大学を出ている私が間違っているなどありえない」くらいのことはフツーに言うし、言われた方も「高卒の自分が間違っていた」と納得する。表向きは。

 そこで、日本はどうすればいいか、と言えば、反日に対して、一つ一つキッチリと反論すること。政治的経済的な問題については、必要に応じてキッチリと報復すること。それに尽きる。相手のことを慮って「自粛」したり、摩擦を避けようと「譲歩」したりするのは逆効果。

 例として「東京オリンピックでの旭日旗の是非」について考えてみよう。韓国のインテリは「ナチの鉤十字同様に、日本軍国主義の象徴で戦犯旗であり、禁止が当然」と主張する。ここで譲歩したり、自粛したりすれば、韓国のパンピーは「インテリの言うことは正しい。日本人自身も旭日旗軍国主義の象徴で戦犯旗であると恥じているから、引いたんだ」とストレートに理解する。理を尽くしてキッチリと反論すると同時に、いっそ開会式を旭日旗で埋め尽くすならば、そこで初めて韓国のパンピーは「インテリの言うことが違ってたんじゃね?」と疑問に思う。

 ここで問題になるのは、朝日新聞や東大アカデミズムに巣食う日本サヨクの動向。当然韓国側に立つ。サヨクの本質は反日だから。でも反日を前面に出すとパンピーを敵に回すことになるので、「過去の日本」や「安倍政権」を攻撃対象とすることになる。「自分たちこそ真の愛国者だ」くらいのことは平気で言う。本気でそう信じてる愚者もいる。

 今回のあれこれで、そういう手合がパンピーにとっても分かりやすい姿で現れた、という点にも注目したい。「韓国は『敵』なのか」声明にお名前を連ねてる「知識人77氏」とかね。ああ、この人もそうだったのか、と、しっかり覚えておくことをお勧めする。