三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

北千住、書店めぐり

 愛車ゾーン・ストリートで荒川河川敷を走る。右岸下流コース。プチ向かい風。千住新橋から日光街道。左折して北千住へ。駅のガードをくぐって学園通り。

「なざわ書店」は、前に何度か覗いたことのある古書店。店頭見切り棚はカバーの無い新書ノベルズが100円均一、カバーの無い文庫50円均一。店内には文芸の他、人文系社会系本多数。年代物が多く、タイムスリップ感覚を味わえる。「ソ連はどうなる」とか、八切止夫とか。

 もう一軒、ネット検索で目安をつけていた「ぶっくらんど」は駅の反対側。日光街道旧道の商店街の新刊書店だったが、気づかず行き過ぎて周辺の番地を辿ることになる。こっちはいわゆる街場の個人書店。エロ雑誌が目立って多いのは土地柄ゆえか?

 そのまま旧道→日光街道と走る。三ノ輪で「集文堂」なるメチャ小さい街場書店を覗く。文庫本を版元またいで著者別に並べているのは労作。こういうのは地元の年寄りが喜ぶんだよな。八重洲や神保町の大手書店で東野圭吾の文庫本探して、店員に聞いて、書名をど忘れしてるもんで、講談社文庫、文春文庫、角川文庫、集英社文庫、その他なんちゃら文庫と棚回りをさせられたあげく、見つけられずにブチ切れてるような年寄り。「こうやってまとめて置いてくれれば分かりやすいんだよ」と。

 ここも「ぶっくらんど」も、平成をはるか越えた「昭和の薫り」が残っている。