三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

訃報:モンキー・パンチ

 訃報 4月11日 モンキー・パンチ(本名・加藤一彦) 肺炎 享年81

 誰もが知ってるのは「ルパン三世」だろうが、それと並行して70年代前半に「シャム猫」という作品を描いていた。「シャム猫」との出会いが、当時中学生の自分にとっての「性の目覚め」だった。スレンダーなボディにカリフォルニア産オレンジを二つくっつけたみたいなおっぱい。デンジャラスで挑発的なセリフ回し。吹き出し内の♂♀マークのファック(滝田ゆう的な?)。あれこそが「エロ」だった。童貞包茎チンコを固くしていた。だもんだから、後年の「ルパン三世」ブーム…特に「カリ城」とか…に対しても、複雑な気分を抱いていた。好きだったAV女優が大メジャーになってるみたいな。

 当時の自分にとって、性的な意味での「女」は、身近にはおらず、あくまで「外」からやってくるものだった。モンキー・パンチのヒロインたちとか、英字新聞のカバーフォトのアニマルビキニのおねいちゃんとか、「ジャングルの女王」なんてイメージもあったっけ。アメリカの大都会や、さらにアフリカのジャングルってくらいに「外」。稲穂たなびく裏日本の田舎の日常の真逆。