昨日は巣鴨の染井霊園へ。桜の季節には一度は訪問して、本場の「染井吉野」を観てくる。と、手前のお墓は若槻礼次郎さんじゃありませんか。ロンドン軍縮の。あるいは昭和恐慌の。
咲き始めたソメイヨシノに目を奪われがちだが、足元も百花繚乱である。スミレ、ハナニラ、ナガミヒナゲシ、ノゲシ、ノボロギク、オオイヌノフグリ、ナズナなどの野草花。鮮やかなレモンイエローの花を咲かせているのはオキザリス。カタバミの園芸種だが、そこかしこで野生化している。民家の庭先じゃ、各種プリムラ、パンジー、ビオラ、ムスカリなど、さながら生きた花図鑑である。