三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

宮田ゾーン・ストリート

 2006年というと13年前か。自分が2番目に買ったスポーツ自転車にして、現在に至るまでの愛車。それが宮田の「ゾーン・ストリート」。
 パソコンのファイルを整理していたら、チラシのpdfが出てきた。改めて見てみるに、トンデモなスペックである。そもそもお値段がトンデモ。アルミフレームのクロスバイクが8万円とか信じられん。で、当時心惹かれたあれこれ…ハブダイナモや、可変ヘッドや、その他あれこれが、今から思えばすべて「本質」を外していた。泥除けくらいだ。今でも有り難いのは。
 そのゾーン・ストリートは、次から次へとパーツを交換していき、今やオリジナルは、フレームとフロントフォークだけだ。ホイールは5代目か6代目だし、コンポはアリビオ→XTに完全交換した後、さらにいくつか変えているので3代目と4代目が混じってる。

 走行距離は現在8万3760km。数字だけなら、地球を2周以上してる。
 これ以上ないくらいに、自分の身体に馴染んでいる。というか、身体のほうが、この自転車に合わせて「成長」してきたんだろう、と思う。
 2か月前にすっ転んで、左肘を脱臼捻挫したのも、このゾーン・ストリートでのこと。身体はしこたまダメージくらったが、自転車は無傷だった。まあ、それ以前のアレコレで、傷だらけなんですけどね。

 ゾーン・ストリートはとうに「絶版」である。何台売れたかは知らんし、現在なお乗り続けている人間が自分以外いるかどうかも知らない。でも、これは間違いないと思うのだが、自分以上にこの自転車を乗り込んだ人間はいない。13年で8万キロだぞ。その半分でも「愛用」した人間がいたならば、ぜひともお知り合いになりたいところである。
 この先の人生が何年あるか分からんが、自転車に乗れる限りは、乗り続けていくんじゃないかと思っている。骨太のアルミフレームは、とにもかくにも頑丈で、耐久性にかけては、自分自身の10倍くらいありそうだし。

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宮田ゾーン・ストリート