スペイン語をキチンと習い始めて3年半。旅先で「不自由」はしなくなった。スペインの「とある町」に鉄道かバスで到着して、安ホテルを探して泊まり、バルで飲み食いして、そこらへんを「観光」する。2泊か3泊したら、次の町に向かう。そのくらいは難なくこなせるくらいにはなれた。
読み書きもフツーにできるし、会話も世間話くらいならこなせる。バルの親父やタクシーの運ちゃんとお天気や物価の話をするくらいだが。
それにしても、スペイン語っておもしろい。東京で、ペルー人の先生に習ってるスペイン語が、マドリッドでもアンダルシアでも通じる。もちろん、ペルーでもメヒコその他の中南米でも通じるのだろう。でも、スペイン各地で「違う言葉」に出くわす。サン・セバスチャンじゃバスク語。サンティアゴ・デ・コンポステーラじゃガリシア語。バルセロナじゃカタロニア語。看板やポスターの字が読めないし、地元民同士が話してるのが、何言ってるのか皆目検討がつかない。
バルセロナじゃ、スペイン語とカタロニア語との対立関係もあって、地元意識の強い人間だと、外人(自分)がスペイン語で話しかけても、英語で返してくる。「はあ…」と思って、深入りしないように気をつける。
スペイン語検定は3級を取れたら「上がり」とするつもりなのだが、これがけっこう難しい。去年の秋に初めて受けたのだが、1次で落とされた。西文和訳はそこそこだったが、西作文がダメダメだったらしい。そうだろうなあ。「ワールドカップ日本代表の元キャプテン〇〇は」なんてのは単語次元でどう書けばいいのか分からんかったし、ことわざもワケワカメだった。全方位でレベルを上げていかにゃあかんのだな、と思い知らされた次第。